来月一日に参拝をさせて頂く出雲大社も、御本殿をはじめ瑞垣内諸建宇の御修造がなされ、今月の十日に本殿遷座祭が斎行されました。丹精されました関係各位の方々に、心より御慶びと御礼を申し上げたく存じます。

出雲大社の御聖域は、「ムスヒ」と神道で言われる高い意識と繋がり万象を生み出す御神気のパワーを秘めておられます。出雲大社は、伊勢神宮と同じく日本人にとって、その未来のためにとても重要な御聖域に感じます。それ故に御聖域の氣を枯らさず、汚れを持ち込まないことの大切さが必要であると考えます。

出雲大社の御祭神は大国主命(オオクニヌシノミコト)神であられますが、その根源は建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)神に由来しております。「八雲立つ 出雲 八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を」の須佐之男神が詠まれたこの日本最古の和歌が、そのことを伝えております。

その須佐之男神は、出雲の国での御心境を「御心も清々しい」と宣言されその地に宮を建立されたのですが、その清浄なる御神気は、現代における私たちが今、最も学び身に付けなければならないものであると思われます。自らの気枯れ・汚れは、自然環境の汚れに繋がります。それを汚さぬよう、しっかりと自浄力を高め精進するよう努めて参りましょう。