明日は、お彼岸の中日であり春分の日です。ではなぜ、春分と秋分を「お彼岸」と呼ばれるのでしょうか?「彼岸」とは、「此岸」に対する語で仏教用語の一つです。仏教では人間の精神意識を考察する上で、此方の岸(此岸)と向こうの岸・彼方の岸(彼岸)という分析をしております。

迷いやこだわり・苦悩の心境を此岸と言い、清々しく晴れ晴れとした覚りの心境を彼岸と言うのですが、摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)によりますと、かつて全ての苦悩を克服された観音様(観自在菩薩・観世音菩薩)が、苦悩の克服調整法である「空」の見識を述べられておられます。この「空」の見識とは、偏見で本質を理解することができないことを教えています。つまり、 偏った見方をしていると人間本来の生き方を見誤り人生の意味を正しく理解できなくなるということです。

春分・秋分の日は、昼夜均等の日であり、偏り(片寄り・過多より)の無い日です。故に彼岸と呼ばれ、またその境地を実感するのに最適な日となっているのです。明日の春分の日は、大自然の氣が空間のバランス調整となりますので、是非この機会にご自身の心身の安定調整ができたことを念じて頂ければ、幸いに存じます。マハー・パーニャ・パーラム・イター!

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