2014年春のハガキ春の彼岸が過ぎ、桜の花も満開の季節となりました。春と秋の彼岸を境に自然も「氣」の陰陽の切り替えとなります。これから秋分にかけては、陽氣(生命)の高まりとなります。『アリとキリギリス』の童話が物語るように人間もその生命力を高めておく必要があると思います。なぜならば、東洋医学では「氣」が消耗し不足ぎみになると精神性・身体性の双方の生態バランスが崩れ、ホメオスタシス(恒常性維持機能)を失いやすいと考えられているからです。わかりやすく言うならば、免疫をはじめ自然治癒力の低下を招くということです。生命力たる「氣」の低下は生きる活力低下となりますので、「やる気・根気・勇気・運気・人気」が落ちていくのです。東洋医学でいう「養生」とは、生命力たる氣の向上を図り常にその安定性を維持することなのです。

安定ある氣の状態を維持することで、精神・身体細胞の健全性が創造されて行きます。また氣の安定は、自分だけではなくその家族や周囲の健全性にも影響を与えます。健全で健康であるならば、それは生命的である証ですが、そうでない場合は反生命的で氣の安定さにかけてますのでその補給が必要となります。自他共々を生かせる人は、氣を利かせられる人です。氣を使ったり配り過ぎたりしますとその生命力を低下させていることに気付いて下さい。この違いをご理解いただき、あくまでも氣が利く人間になることが重要なのです。

氣の安定に年齢は関係ありません。ご高齢でも氣の安定を図り益々その円熟味を増していらっしゃる方々も大勢いらっしゃいますが、若くても生命力を落としている方もおられます。健康保険制度の上に胡坐をかかずにそれぞれが健康でいること、それが本来の支え合う意味だと考えます。どうぞこの時期、ともに生命力たる氣を蓄えて参りましょう。